6年間で987名の子供を0.8以上に視力回復させた魔法!
野球に必要な視力について考えてみよう。
野球と視力について面白い検証報告があります。
愛知工業大学の石垣尚男先生の
発表された検証報告レポートです。
プロ野球入団時の1月に広島カープでは新入団の全選手に
『見る機能の検査』をするらしいのです。今もしているのかは分かりませんが。
その内容は、静止視力、コントラスト感度、眼球運動、
焦点調節、輻輳調節、深視力、瞬間視、眼と手の協応動作、KVA動体視力
これらを詳細に調べます。
一般の視力検査は静止視力だけを指しますが、
速いボールを見極める必要があることから、プロ野球選手には
見る機能をいろいろな器械を使って調べる必要がありました。
そして、得られたそれぞれの項目を点数化して、
その選手の見る機能として評価し、それらとその選手の
その後の成績との関係を調べたんですね。
選手の成績は、その後の活躍程度を
AA・・・1軍で常時スタメン出場選手(6名)
A・・・1軍登録選手28名枠(9名)
B・・・出場登録選手40名枠(18名)
C・・・40名枠外選手(30名)
に分類して評価しました。
その結果、
各検査の合計点数の平均値が高かった、
すなわち見る機能がすぐれていたグループは
AA >A >B >C
となり、見る機能とその後の成績は見事に一致したのです。
Aの不動のレギュラーは見る機能も優れており、
Cの40名の出場登録には入れなかった選手は
見る機能も劣る結果となりました。
また、統計学的には
C とAA、A、B、Cには有意な差、すなわち明らかな差があったとのことです。
このことは、野球以外にも動体視力の必要な球技全体に
言えることかもしれません。
競技の能力を上げるには、手足の筋力や瞬発力をつけるだけではなく、
視力を矯正して動体視力を鍛えることも重要ということが実証されたのです。
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